ギイ・ブルダン、パクられキングの伝説。

ファッション写真界における最重要人物、ギイ・ブルダン。ヘルムート・ニュートンを差し置いても、僕はそう呼びたい。

なによりニュートンがその1人ですが、ブルダンに影響を受けた写真家は非常に多い。
影響を受けたぐらいならまだいいのですが、ファッション界というのは恐ろしい業界で、ブルダンのスタイルをあちこちでパクっています。

まずはこれ。
左がブルダンの写真、右が違う人の写真。
参照 左:corporeal femme 右:Pinterest
犯人はなんと…テリー・リチャードソン先生です。
パクったというレベルではなく、これはもう写経みたいな精神かもしれないです。

しかしテリー先生はよほどブルダンが好きらしく、ブルダンのもっとも有名なこの写真も…
参照 上・下ともに:PART NOUVEAU
…堂々とパクっています。

テリー先生ほどストレートではないけど、それゆえに嫌らしい真似方をしてくるのがクリスチャン・ルブタンのキャンペーン広告です。
まずはこれです。
上がブルダン、下がルブタン。
参照 上:The Red List 下:FASHION GONE ROUGE
女の人は死んでいるのでしょう。
ルブタンの静物画も一種の死体写真として作られていることは以前、書きました(第16回参照)。

これだけなら偶然の類似かな、と思わなくもないですが、次の写真で確信に至ります。ギイ・ブルダンが手がけたシャルル・ジョルダンのキャンペーン写真です。
参照 上:barbarainwonderlart 下:corporeal femme
女の人がギフトボックス(棺桶)に入れられた写真と、切断された脚がハイヒールを履いてさまよう写真。

それに対してこちら。
クリスチャン・ルブタン、2014秋冬キャンペーン写真。
参照 creoflick.net
ギフトボックスに入って送られてきたのは、切断された脚。足元に一輪の花を添えて。
岩田