知ってますでしょうか?
今、空前の深海魚ブームだということを。
僕は、


知りませんでした。

5歳の息子がお菓子についている深海魚カードを集め出し、だんだん気が付きました。

かつて、スプートニクの打ち上げに子どもたちが興奮して宇宙物理学が隆盛していったように、今、人類にとってもう1つの未踏地である深海が、日本の子どもたちを揺さぶってるみたいです。

そしてもう1つ知ってますでしょうか?

「人間、プルトニウム以外、何でも食う」ということを(?)。

人糞酒も飲めば、ツバメの巣だって食べます。
当然、深海魚も食べます。

というわけで深海魚漁のメッカ、駿河湾の沼津港へ行ってきました。
イワタ
日本の深い湾ランキングです。
1. 駿河湾 2,500メートル
2. 相模湾 1,600メートル
3. 富山湾 1,200メートル
頭一つ抜けて深いのが、駿河湾です。
深海魚もよく水揚げされ、中でも沼津港はそのメッカです。

ちなみに深海魚というのは、水深200メートルより深い海に住む魚のことです。

その深さになると届く光は地上の1,000分の1になり、光合成をおこなう植物やプランクトンは棲息できないそうです。
ほぼ暗闇に近い環境で、魚たちの目は異様に大きくなったり、体は発光したりと、独特な進化を遂げます。

それはともかく、僕は前々から思っていたのですが、猫にビーフ缶を食べさせるのっておかしくないですか?

どういうことかというと、、、
自然状態においては猫が牛を襲って肉を食らうという事態はあり得ないので、猫にビーフ缶を食わせるのは不自然な状況だと思うんです。
食品加工や畜産といった、人工的な技術が無理やりそれを可能にしているだけなので、猫にビーフ缶を食べさせるのは、自然の掟に反するはずなんです。

ということはですよ、、、

自然状態では本来、食うことはおろか、出会うこともなかったはずの異界の生き物が深海魚。それを人工的な技術で無理やりこっちの世界へ引っ張り出してきて喰らうっていうのは、やっぱり…… 危ない面を含んでいるんじゃないのか?…ということです。

そんなものを食うとなれば、、、

昨日、深海魚を食べてみた。変な細胞物質を吸収したのだろうか。今日、オレの体は溶け始めている。

くらいの覚悟とリスクは、想定すべきだと思うんですよ。

というわけで、、、
沼津港へ来ました。
空前の深海魚ブームなのでしょう。
観光客だらけで駐車場はどこも満車です。
警備員さんの案内に従っていたら、飲食店街からいちばん遠い水揚げ場の端っこまで誘導されてしまいました。

車を降り、まずは観光案内所へ。
係りのお姉さんに深海魚を食べられるお勧めの店を訊ねます。

「ああー、深海魚ですね」

これまでも何度も繰り返されただろう質問に対する、これまで何度も繰り返してきただろう答えを、僕は聞いたのだと思います。

そしてお姉さんの説明で、すごいことが判明します。
ここ沼津港には、、
深海魚料理から深海水族館までが密集した“深海魚ゾーン”なるものが存在している
というのです。

「そこへ行かれるといいんじゃないでしょうか」
“深海魚ゾーン”を“深海色”で囲ってみました。
正式名は「港八十三番地」といいます。

それにしても、
深海魚の看板は沼津港のあちこちにあり、

そもそも、、、
キンメダイが深海魚だということを僕は初めて知りました。
つまり、、、
別に沼津まで来なくても、オレ、深海魚、、、

普通に近所の居酒屋で食べてました。
港八十三番地に到着。

深海魚寿司に、深海魚丼ぶり、深海魚バーガー…
計9軒がひしめきあってます。
その中でも僕が選んだのは、
おー。
おおー!
おおおー!!
「DONどこ丼」という素晴らしいネーミングの海鮮丼屋です。
DONどこ丼
住所:静岡県沼津市千本港町83-1
電話番号:055-951-8211
営業時間:11:00~22:00(21:00ラストオーダー)
定休日:無休
席数:71席
店に入るなり、このガチャガチャです。そして…
その向かいにはダイオウグソクムシです。さらに…
天井にも深海魚です。
席に着き、一通りメニューを眺めはしますが、心はすでに決まっています。

注文したのはこれ、、、
「超深海魚丼」です。
1人前1,380円。

ちなみに、入ってるのはこんな魚たち。
メギス(参照:上越タウンジャーナル
ニギスともいう。水深200メートルほどの海底に棲息。白身でクセがなく、人気の深海魚。
ゲホウ(参照:市場魚貝類図鑑
チョッピーという愛称もある。水深300メートルから1000メートルに棲息。煮つけ、みそ汁などでも食べられる。
アブラボウズ(参照:WEB魚図鑑
ギンダラの仲間で、その名の通り脂身が多くトロっとした味。水深400メートルから、深いところでは1,000メートル地点にも棲息するといわれる。
トロダコ(参照:PRON WEB
トロダコは沼津近辺で呼ばれている通称で、正式名はツノモチダコ。水深200から400メートルに棲息。トロトロぬるぬるした食感。
腰折海老(参照:市場魚貝類図鑑
水深80メートル程度の場所から430メートルの深い場所にまで棲息する。海老とは言うものの、エビとカニの中間、ヤドカリの仲間とされる。
アカカサゴ(参照:市場魚貝類図鑑
沼津ではアカカサゴと言われているが、正式にはシロカサゴらしい。水深200メートル〜400メートルに棲息する。白身で淡白。
さきほどの写真に書きこむと、こんなふうになります。
では、、、

いただきます。



旨いです。



マジで、旨いです。



めちゃくちゃ旨いです…。

普通に漁港に来て、良質で新鮮な刺身を食べてるという、まったくそのままの事態です。
中でも感動したのがこれです。
カサゴの唐揚げ。骨まで旨いです。
さらに深海魚の握り8貫(1,100円)も注文してみました。
メギス、アブラボウズ、ゲホウ…。
桜エビを除いて、丼ぶりと同じメンバー構成です。
それぞれ炙りと生のペアになっています。

ちなみに桜エビも深海生物らしいです。
やっぱり別に沼津まで来なくても、オレ、深海魚、
普通に近所の居酒屋で食べてる、、、な。
桜エビ
ゲホウ
メギス
アブラボウズ

やはり旨いです。
特にアブラボウズ
脂とろとろ、マジで、旨いです。
というわけで、、、
深海魚は、普通に旨い。
食べてから今日で10日以上過ぎたが、僕の体がドロドロに溶け始めてきたとか、そういうことも、ない。
猫にビーフ缶を食べさせても特に問題はなさそうです。

というわけで、、、
猫は牛を食べてもいいという結論になりそうです。
いかがでしたでしょうか。

次回は「新宿の中華料理屋で、犬を食べる」です。