2018年春夏「リアルライフコミックス」
プラダが仕掛けるコミックと現実の融合・対比
2018年5月2日 更新
PRADA
モードファッションの中で、どのブランドよりも常に先をいったコンセプトアプローチで業界およびファッショニスタを刺激し続けるプラダ。
そんなプラダが2018年春夏シーズン「365」に選んだのは「コミック」。コミックとは、いわゆる漫画=コミックである。日本人にとってのコミック文化が細胞レベルなのはいわずもがなだが、インターネットの普及で世界がひとつになった時代に生まれたミレニアル世代にとってもまた同じで、松本零士や永井豪、スタンリーは生まれたときから慣れ親しんできているコンテンツである。ノスタルジーではなく今の感覚で見られていることには、かつての世代にとっては驚きかもしれないが。
そんな社会的背景を知ると、プラダがいつか何らかの形でコミックやアニメを題材に取り上げることは自然の流れとうけとめることができる。
「Real Life Comix リアルライフコミックス」とタイトルされたコレクションは、現実世界とアーティストが手掛けたコミックの融合、または対比を試みた実験的な世界観になっている。
(※制作されたPVをみるとそんなコンセプトが伝わりやすく表現されているので、是非オフィシャルサイトをチェックして欲しい)
ディズニーやマーベルの既存キャラクターの権利を買いそれらをプリントした商品はドルチェ&ガッバーナやグッチがやってきた。フィリップリムはオリジナルのコミックを限定で制作した。それぞれにブランドとのギャップがあり面白かったのだが、プラダは当然それらの二番煎じにはならない。最新技術を恐れもなく取り入れ、自分たちのブランディングに昇華したところに評価の矛先がある。
そして、単にデザインの点だけをとっても、その面白さは群を抜いている。起用したアーティストの中には日本人もいるそうだが、
次にプラダが何をやってくれるのかがはやくも気になるところだが、まずは最新作「Real Life Comix リアルライフコミックス」でプラダの今を感じとっていただきたい。
そんなプラダが2018年春夏シーズン「365」に選んだのは「コミック」。コミックとは、いわゆる漫画=コミックである。日本人にとってのコミック文化が細胞レベルなのはいわずもがなだが、インターネットの普及で世界がひとつになった時代に生まれたミレニアル世代にとってもまた同じで、松本零士や永井豪、スタンリーは生まれたときから慣れ親しんできているコンテンツである。ノスタルジーではなく今の感覚で見られていることには、かつての世代にとっては驚きかもしれないが。
そんな社会的背景を知ると、プラダがいつか何らかの形でコミックやアニメを題材に取り上げることは自然の流れとうけとめることができる。
「Real Life Comix リアルライフコミックス」とタイトルされたコレクションは、現実世界とアーティストが手掛けたコミックの融合、または対比を試みた実験的な世界観になっている。
(※制作されたPVをみるとそんなコンセプトが伝わりやすく表現されているので、是非オフィシャルサイトをチェックして欲しい)
ディズニーやマーベルの既存キャラクターの権利を買いそれらをプリントした商品はドルチェ&ガッバーナやグッチがやってきた。フィリップリムはオリジナルのコミックを限定で制作した。それぞれにブランドとのギャップがあり面白かったのだが、プラダは当然それらの二番煎じにはならない。最新技術を恐れもなく取り入れ、自分たちのブランディングに昇華したところに評価の矛先がある。
そして、単にデザインの点だけをとっても、その面白さは群を抜いている。起用したアーティストの中には日本人もいるそうだが、
次にプラダが何をやってくれるのかがはやくも気になるところだが、まずは最新作「Real Life Comix リアルライフコミックス」でプラダの今を感じとっていただきたい。