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MODERN BLUE presents HERNO BRAND CHRONICLE MODERN BLUE presents HERNO BRAND CHRONICLE

HERNO ブランドクロニクル~変わらないため、変わり続ける。~

70年を超える歴史を持つクラシコ・イタリアの老舗でありながら、最近では
高機能なダウンアウターが世界中でヒットしている「HERNO(ヘルノ)」。
伝統と革新、ふたつの顔を持つブランドが、なぜこんなにも愛されるのか?
世紀をまたぎ、「変わらないために変わり続けてきた」異端児の魅力を、
MODERN BLUEが名作や最新作とともに、徹底的に深堀りしていきます。
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Capitolo1

HERNO PROFILO

Paese生産国

イタリア北西部の小さな町レーザにて、ジュゼッペ・マレンツィが1948年に会社を設立。冬の寒さが厳しく、夏は避暑地として人気がある地域環境から、防水性や防寒性に優れたウエアを得意とし、マウンテンリゾート向けのライン「HERNO RESORT」も生まれている。

Origineブランド名の由来

創業者のジュゼッペが独立時、工房用に購入した古い工場があったエルノ川から「HERNO」と名づけられた。エルノ川は1900年代初頭からひき臼を動かす天然の動力源として使われていたとされ、隣接するマジョーレ湖とあわせ、その環境が製品づくりの大きな礎となった。

Concettoコンセプト

現在のヘルノはハイテクとクラシコの融合が基本コンセプト。それらは特に「LAMINAR」や「LEGEND」「ICONICA」といった派生ラインで表現されている。また2019SSからは、より環境に配慮した製造を志向する「FIRST-ACT」というシリーズも始まっている。
HERNO LAMINAR(ヘルノ ラミナー)

HERNO LAMINAR(ヘルノ ラミナー)

MEN’S WOMEN’S/2012AW~

高機能素材とファッション性の融合がコンセプトで、かつてはエロルソン・ヒューが手掛けたことも。現在は米ゴア社の防水透湿素材GORE-TEX®、さらにソフトタッチなGORE-TEX INFINIUM™ /WINDSTOPPER®が主流だが、‘19AWから一部で独自開発素材も採用。

HERNO LEGEND(ヘルノ レジェンド)

HERNO LEGEND(ヘルノ レジェンド)

MEN’S/2018AW~

ジャケットやコート、ジレなど、ヘルノが考える「男性のワードローブに必要な11着」の型を、超軽量ナイロンで表現するシリーズ。「LA PANCIOTTO(ウェストコート)」など、11型すべてにイタリア語の名称が付き、ラベルではアイテムのストーリーが語られる。

HERNO ICONICA(ヘルノ イコニカ)

HERNO ICONICA(ヘルノ イコニカ)

WOMEN’S/2018AW~

ヘルノのヒット作「ウルトラライトダウンジャケット」の中から、特に優れた10型をピック。ラウンドカラーや七分袖、ゴールドアクセなどダウンには珍しい意匠も特徴。マジョーレ湖のヴィラに由来し「CLOUDIA」「MARIA」など女性らしい10の名前がついている。

Tecnologiaテクノロジー

イタリアの伝統的な職人技術と産地にこだわった天然素材をベースにしつつ、2000年代以降はサーモテープや超音波縫製を用いた生産方法を導入するなど、技術革新を続けている。特にクラシコには珍しく、スポーツやアウトドア系の高機能素材を積極的に採用している。
IN-TECH(インテック)

IN-TECH(インテック)

ヘルノが特許を持つ超高機能な中綿素材。ダウンと同等の保温性能を持ちながら、より高い透湿性と撥水性を発揮するとされる。

POLAR TECH(ポーラーテック)

POLAR TECH(ポーラーテック)

撥水コーティングを施したポリミアドクロス。超軽量で防水、そして-20℃に耐えられる高性能防寒を備える。ヘルノではM-65やN-3Bなどミリタリー系の型にも多く使われる。

NUAGE(ヌアージュ)

撥水性の強い20デニールの高級ナイロンで、超軽量かつマットな質感が特徴的。フランス語で雲を意味するヘルノ独自素材で、「LEGEND」ラインのすべての商品に採用されている。

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Capitolo2

HERNO STORIA

変わらないため、変わり続ける。レインコートから、
ダウンへ。Perché non cambia, continua a cambiare

今でこそダウンアウターの印象が強いヘルノだが、その歴史は意外にも浅く、70年のうち僅か十数年に過ぎない。レインコートに始まり、ウールコート、カシミアコート、スーツ、ドレスと、時代とともに看板商品のメタモルフォーゼを繰り返し成長してきた。一方、ゴアテックス®を標準装備した「LAMINAR」のダウンウエアには、「エレガンスを損なわず、雨やアルプスの風に耐える機能的なコート」を目指した創業時の志が今も息づいている。

変わらないため、変わり続ける。イタリアから、世界へ。Perché non cambia, continua a cambiare

湖のほとりにある小さな工房から始まったヘルノは、事業の拡大とともにイタリアの市場へと進出。1960年代にはヨーロッパ全土にその名を轟かせ、やがて日本、アメリカなどを経て、世界へ。生産過程の一部を海外に移すなど今や遠く故郷を離れたヘルノだが、その本社は今も創業の地・レーザの町にある。工場はソーラーエネルギーや低消費型機械を導入し、環境にも配慮。原点である自然との共生や調和は、世界進出後も何ら変わっていない。

変わらないため、変わり続ける。父から、息子へ。Perché non cambia, continua a cambiare

ヘルノの歴史はマレンツィ親子の歴史と言っても過言ではない。父・ジュゼッペは小さな雨具製造会社を一代でイタリアを代表する世界的ブランドに育て上げた。その過程を豊かな自然の中でつぶさに見てきた2代目の息子・クラウディオは、ビッグメゾンも一目置く巨大企業になったヘルノを一旦「原点」に戻す決断をする。創業当時の父のごとく自社ブランドの製造に特化した結果、ダウンウエアという新たな鉱脈を生み出すこととなったのだ。

Capitolo3

HERNO CRONOLOGIA

年表を一覧で見る
1940

ひとりの青年のアイデアが
すべての始まりだった

独裁者ムッソリーニの失脚から敗戦へ。激動の最中にあった1940年代後半のイタリアで、レインコート会社に就職したひとりの青年が画期的な防水技術を開発する。彼の名は、ジュゼッペ・マレンツィ。ウォータープルーフ素材などない時代、軍隊経験を生かし調達したキャスターオイル(ひまし油)を使って完全防水を施したレインコートは瞬く間に大ヒット。ジュゼッペはその成功を足掛かりに独立、1948年に「ヘルノ」社を設立する。

ストームシールドが水に濡れると「rainbow with my HERNO」と浮かび上がるギミック。ブランドの原点へのオマージュを感じさせる。

HERNO ナイロントレンチコート

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1950

若き才能はレーザの町から
イタリア、ヨーロッパへ

イタリアが奇跡的な復興へと進む1950年代。ヘルノはメンズ&ウィメンズのレインコートに続く看板商品として、ウールコートやスーツの製造に着手する。良質なアウターを提供するブランドとしてイタリア市場に本格進出、1950年代後半には国外にもその知名度を広げていった。会社が大きくなる一方、ジュゼッペは地域への配慮や技術力を支える職人の育成にも尽力。このことが後年、さらなる事業拡大を進めるうえでの基礎となっていく。

今でもウールコートはウィメンズを中心にヘルノの根幹。こちらは表地にウール70%使用したウィメンズコートの2019AW最新作。

HERNO ロングコート

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1960

1着のコートと1人の日本人
ふたつの「出逢い」が転機に

アウターブランドとして知名度を上げたヘルノは、新たな看板商品としてカシミアコートを発表。良質な素材と繊細な技術によるダブルフェイス仕様のコートは黎明期の代表作となり、ヨーロッパ全土にその名を知らしめることに。またこの頃、日本で初めてヘルノが紹介されたが、そこには奥田清治という1人の日本人が深く関わっていたとされている。

素材へのこだわりは強く、現在は世界最古の毛織物メーカーPIACENZA社のシルクカシミア「DROP GLIDE」が多く使用される。

HERNO カシミアダブルブレストピーコート

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1970

ヘルノ、ついに日本上陸。
そしてその名は世界へ

奥田清治との出逢いを通じ日本に高い関心を抱いたジュゼッペは、1971年、大阪にヘルノの国内1号店をオープン。日本市場に参入したイタリアンブランドの先駆けとなった。一方、本国イタリアでは、ジャケットやトラウザー、女性向けのドレスといったジャンルにも積極的に進出。総括的なコレクションも展開するようになり、ヨーロッパ以外への輸出も増加。創業から四半世紀を経て、ヘルノの名はついに世界へと羽ばたいていくこととなる。

この後、2002年にアオイ社が日本での事業を開始。2016年に合弁会社として現在の日本法人「ヘルノ・ジャパン」が設立された。

1980

ジュゼッペの関心はより外の
広い世界へと向かっていく

’80年代に入ると自社製品にとどまらず、ラグジュアリーブランドの委託製造を開始。1986年には伝統的な既製服縫製会社の組合「クラシコ・イタリア協会」の結成に寄与するなど、業界での地位も確立する。一方日本ではインポートの流行を追い風に、百貨店や高級セレクトでの取り扱いが増え、富裕層の女性を中心に「ヘルノ=最高級のウールブランド」というイメージが根付いていった。アメリカへの進出も果たし、市場規模はさらに拡大していく。

イザイアやキートン、ルイジボレッリらと協会設立に尽力。2005年にはクラウディオが協会の5代目会長に就任するなど縁は深い。

1990

企業としての全盛を迎え、
やがてバトンは父から息子へ

ファッション業界のグローバル化が進む中、ヘルノは有名ブランドへの製品提供によりさらに時代の流れをつかんでいく。プラダ、エルメス、ルイヴィトン、アルマーニ、ジルサンダーなど名だたるビッグメゾンとの協賛は、1990年代に最盛期を迎えた。一方、すでにヘルノ社の製造部門や営業職でキャリアを積んでいたジュゼッペの三男・クラウディオは、拡大を続ける現状を踏まえながら、21世紀に向けたあるべき会社の将来像を模索していく。

ヘルノ社にはクラウディオ以外にも、長男・マッシモ、次男・ジョルジオが入社しており、それぞれが経営に参画しているという。

2000

ハイテクとクラシコの融合が
新世紀のヘルノを決定づけた

21世紀に入り、クラウディオが2代目社長に就任。2005年にビッグメゾンのOEM事業から事実上の撤退を宣言、自社ブランドの製造に専念することになる。スポーツウェアに使われるハイテク素材と伝統的な製造技術の融合を打ち出した新生ヘルノは、2008年に約200gの超軽量ダウンジャケットを発表。ダウンを直接注入する独自製法が話題となり、2009年AWにニール・バレットとのコラボで採用されると、その人気は最高潮に達した。

インジェクション(直接注入)方式による高品質グースダウンを証明。羽根の枚数が多いほど、ダウン充填量が三段階で大きくなる。

2010

派生ラインが増えた’10年代、
「ダウン=ヘルノ」がより強固に

2010年代に入りダウンウエアはヘルノの新たな代名詞として定着し、ハイテクとクラシコの融合が加速する。2012年、それまでアウトドア系の代名詞だったゴアテックス®素材をクラシコに落とし込んだ「LAMINAR(ラミナー)」がデビュー。創業70周年を迎えた 2018年には、男女の定番モデルを新解釈した「LEGEND(レジェンド)」「ICONICA(イコニカ)」をそれぞれ発表。クラウディオの変革は、目に見える形となって結実することとなった。

紳士服の定番からミリタリーアウターまで、様々なタイプのクラシック・ワードローブをダウンで表現した革新的シリーズ「LEGEND」。

右)HERNO ダウンジャケット“LEGEND IL BOMBER”

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左)HERNO ダウンジャケット“LEGEND L’ESKIMO”

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2020

変革期から、新たな全盛期へ
次の10年が始まった

次なる10年に向け、ヘルノの新たな挑戦はすでに始まっている。その先陣となる2019-2020AWでは、これまでゴアテックス®中心だった「LAMINAR」シリーズに、自社開発の機能素材を新たに投入。中でも目玉とされる「テクニカルフランネル」は、ほぼ化繊にも関わらずタッチはウールそのものという、2010年代でひとつの完成形を見たハイテクとクラシコの融合をさらに一歩前に進めるチャレンジ。これから先の10年もまた、目が離せない。

2019-2020AWのピッティ・ウォモでも「LAMINAR」シリーズのブースは強化されていた。写真はトレンチ型の新作ダウンコート。

HERNO フード付きダウンコート

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ヘルノの
最新売れ筋アイテムはこちら

  • ライナー付き
    コート

    ソフトタッチなメルトンのチェスターに、IN-TECHを使ったナイロン素材の取り外せるライナーが付いた人気作。

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  • ダウンコート

    「LAMINAR」の中でも人気の高いダウンステンカラーコートの後継モデル。前作より着丈が5㎝長くなり今風に。

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  • ダウン
    ジャケット

    MA-1に代表されるミリタリーのボンバージャケットからインスパイア。超軽量ダウンなので着心地は快適そのもの。

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  • ダウンコート

    ヘルノのウィメンズダウンの中では比較的リーズナブルなライン。シャイニーな素材感が冬コーデのアクセントに。

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  • 切り替え
    ダウンコート

    ヘルノの代名詞ともいえる2トーンコートから、メルトン×ダウンのコンビ。世界のセレブにも愛されるヒット作。

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  • 手袋付き
    ダウンコート

    -20℃に耐えるポーラーテック素材やスタンドネック、袖口のリブニットのアームウォーマーで防寒性は完璧。

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Clonologia

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  • 1948
    ヘルノ社設立
  • 1968
    日本での事業展開を開始
  • 1971
    大阪に国内1号店をオープン
  • 1986
    「クラシコ・イタリア」結成。ヘルノが中心メンバーとして参加。
  • 2002
    アオイ社が日本でのヘルノ事業を開始
  • 2005
    ビッグメゾンのOEM事業からの脱却を宣言、以降は自社製品の製造に専念
  • 2008
    インジェクション方式のダウンウエアを発表
  • 2009
    ニール・バレットとのコラボを発表、ダウンジャケットが大ヒット
  • 2012
    イタリア・ミラノに第1号旗艦店オープン。AWより「LAMINAR」スタート
  • 2013
    国内初のコンセプトストアとなる世界第2号旗艦店を青山にオープンAWよりキッズラインをスタート
  • 2016
    「ヘルノ・ジャパン」設立
  • 2018
    創業70周年。第94回ピッティ・イマージネ・ウオモ期間中に記念イベント開催。SSより「RESORT」、AWより「LEGEND」「ICONICO」スタート
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