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足を包み込む繊細な糸

日本屈指の高級ソックスブランド、HALISON(ハリソン)。ホールド感に優れ、某有名ブランドや某有名セレクトショップの靴下も、実はハリソンが作ってるものだったりします。ハリソンで40年近く靴下と向き合ってきた取締役店長、窪田憲次朗さんにお話を伺いました。

生産量を増やさない

「踵やつま先のホールド感にこだわると、そのこだわりに時間をどれだけかけるかということも問題になってきます。靴下は、シリンダーを360°回転させながら編み機で編んでいきます。それが踵にきたところで180°の半回転に切り替わり、糸を余分に編みながら立体的な膨らみを作り出していきます(写真上)。当然、シリンダーの動きを半回転ごとに止めながら編んでいくわけですから、踵やつま先は、編むのにほかより時間がかかる場所になります。」
やはり品質にこだわると量産化は難しいようです。

100%自社工場生産を続ける

「もう一つ重要なのが、度目(編みのループ)の調整です。 脚は踝に向かって細くなっていくので、それに合わせて靴下も締めのテンションを細かく調整して編んでいきます。例えばふくらはぎは度目を粗くし、くるぶしに向かってだんだん締め、土踏まずも締める、というふうに。 窪田さんが言うには、履いていくにつれ“ゆるゆるずるずる”してくる靴下は、この度目調整がちゃんとできてないのだとか。 「顕著な例では、日本向けにレギュラー丈の靴下をヨーロッパの工場で作って輸入しても、向こうで主流のロングホーズ規格の度目調整のまま作られ、履いたらずるずるに、なんてことがあります」 コットンなのかリネンなのか、素材によっても違います。こうした度目調整もまた、工場独自で積み上げたデータに基づいて調整されていきます。」
結局、90年のデータ蓄積を持つハリソンにとって、確かな品質を求めるなら、どうしても100%自社工場生産というカタチにならざるを得ないし、丁寧に編んでいくためには、編み機一台あたりの生産量も抑えられたものにならざるを得ない、ということのようです。

良い靴下は小さい

「足のサイズと形が様々な欧州と違い、だいたいの人が25~27㎝の日本では靴下は“1サイズ・フィット・オール”っていう考え方が主流。ポリウレタンの伸度を強くすれば誰もが同じサイズの靴下を履けちゃったりするわけです。度目調整とか関係なしに、スパンデックスの寄せてくる力で足にフィットさせちゃうっていう。当然そういう作り方をすると生地が寄ってくるので小さくなりやすい。伸度が強ければ寄せてくる力が強いので、靴下自体が小さくなるわけです。」

靴下の種類

A. ロングホーズ
靴下の世界的なスタンダードで日本でも浸透中。ハリソンのラインアップでも最も人気が高いです。英国の伝統的なスタイルで、パンツの裏地と肌がこすれ合わないため膝下のシルエットを美しく見せてくれます。ヨーロッパでは靴下を人前でたくし上げる動作はマナー違反とされていることもあり、ずり落ちても脛を見せないロングホーズはもっともエレガントな靴下です。ビジネスやパーティーには必携です。

B. レギュラーソックス
日本の靴下の一般的なスタイル。ロングホーズと比べ、洗濯時や収納時の取り扱いがしやすく、ビジネスにもカジュアルにも向いています。

C. シューズインソックス
石田純一さんによる「素足に靴を履く」ブームから人気が出て、すっかり定着した感があります。その名の通り、靴の中にすっぽり収まり素足に靴を履いている感覚に。スリッポンスタイルにおすすめ。

D. 5本指ソックス
1970年にスペインで開発され、「足指が動きやすい健康ソックス」として人気を集めています。ムレにくい、冷え性の改善、外反母趾の予防などの効果があると言われています。

美しさを支える素材

スーピマ綿
米国アリゾナ州を主産地とする高級コットン。スーピマとは、ピマ種コットンを改良した高級ピマ(Superior Pima)という意味。繊維が長いため柔らかな肌触りと光沢感が出ます。

エジプト綿
エジプト産の高級コットンで、スーピマ綿と同じく長綿または超長綿と呼ばれる長い繊維。撚糸を強くかける必要がないため柔らかな肌触りが出ます。

リネン
サラッとした涼感で夏を代表する素材。通気性が良く、糸が強いのが特徴です。

靴下の履きこなしは、ボトムスかシューズの色に合わせるのが基本。丈が長いほどフォーマル度が増すため、靴やボトムスもドレッシーなアイテムに合わせるとしっくりきます。逆に、丈が短ければカジュアルスタイルに。もちろん応用を効かせてわざとハズしたり、補色(真逆の色)でコントラストをつけたりするのもありです。

同系色のグラデーションで
ベージュ色のロングホーズに、同系色のチノパンとドレスシューズ。シンプルなスタイルながら、パンツ、靴下、靴の順で、淡い色から濃い色へとグラデーションにしているのがポイントです。

使用アイテム
» 靴下 (HALISON)
» ボトムス (PT01)
» シューズ (REINOS PRODUCED BY MEERMIN)

華やかなネイビー
ネイビーはフォーマルスタイルの代表カラーだけど、ブラックやグレーにはない華やかさがあります。なのでロングホーズもネイビー色だと、エナメルシューズやピンクのパンツみたいな華やかアイテムと合わせてもしっくり。
しかもカジュアル崩れせず、ドレス感を残してくれるのでおすすめです。

使用アイテム
» 靴下 (HALISON)
» ボトムス (PT01)
» シューズ (PIERO CERVI)

アーガイルはアクセントに
個性の強いアーガイル柄は、カジュアルダウンさせるより、シックなドレスアイテムに合わせると足元のアクセントとしてきれいに収まります。
赤を挿し色に、靴の色は靴下のステッチの色と、パンツの色は靴下のベース地の色と合わせてみました。

使用アイテム
» 靴下 (HALISON)
» ボトムス (PT01)
» シューズ (GIANNI RUSSO)

リネンの素材感
リネン混素材のレギュラーソックスに、同じくリネン混のカジュアルパンツを合わせてみました。そして靴も同じくリネンで底を編んだエスパドリーユ風シューズ。
ボーダー柄のブラウン×グリーン色も、それぞれパンツとシューズの色に繋いでみました。

使用アイテム
» 靴下 (HALISON)
» ボトムス (MASON'S)
» シューズ (CASTANER)

靴の色に合わせるシューズ・イン・ソックス
靴を履いてしまえば見えなくなってしまうので、シューズ・イン・ソックスなんて何色でもいい? それでも歩いてる隙にちょっと見えたときなんか、靴やインソールの色と同系色だったりすると、とってもオシャレ。
鮮やかな足元に対し、落ち着いたオフホワイトのショートパンツを合わせてみました。

使用アイテム
» 靴下 (HALISON)
» ボトムス (BALENCIAGA)
» シューズ (POLPETTA)

スポーティーな5本指ソックス
スポーティーなスタイルには、汗でむれない5本指ソックスを選ぶのも良いと思います。ちなみにこの5本指ソックスみたいな踝丈の靴下は、スニーカーに合わせるのがセオリーです。

使用アイテム
» 靴下 (HALISON)
» ボトムス (DOLCE&GABBANA)
» シューズ (VALENTINO GARAVANI)