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世界中で売れてるワケと、大人世代の新アイコン「GGマーモント」のはなし。

2017/9/07 更新

ぶっちぎりで売れてます。

サンローランやボッテガヴェネタ、バレンシアガなど多くのラグジュアリーブランドを傘下におく「ケリング」は、2017年上期決算で30%増という、不景気をものともしない好成績。世界中でハイブランドが売れてる証拠ですね。なかでも利益増しぶっちぎりだったのが、アレッサンドロ・ミケーレが手掛けるグッチだったそう。

いったい、グッチに何が起きているのか。

グッチのデザインは、そのほぼすべてがモノグラムといっても過言ではありません。大きく変化しないデザインは「普遍性」という魅力で愛され、多くの固定ファンに支持されてきているのはご承知のことと思います。

ミケーレ版グッチも例外なく大きくフィーチャーされているのはやはり「モノグラム」であるのですが、だとすれば以前と何が違うのか。

前クリエイティブディレクターのフリーダ・ジャンニー二が始めたモノグラムへの原点回帰をミケーレはさらに我流で推し進め、プリントやワッペン、アーティストとのコラボを駆使しながら現代アートさながらのファンタジーな世界を展開し、感度の高いファッショニスタを夢中にさせているんです。女性的でも男性的でもなく、ユニセックスなイメージが今の気分にドンピシャとはまっているのも大きな特徴といえます。
皆さんも最近のグッチを見て、驚かれたんじゃないでしょうか。自分が知ってるグッチとまるっきり違うじゃん!って。
定番モノグラムを、SNS生活が中心のミレニアル世代にフィットするよう現代の解釈として魅せているのがミケーレ版グッチなんです。

ф(´∀`){ MEMO )

前知識として、ここでモノグラムの話。そもそもモノグラムというのはブランドのロゴ、またはロゴを簡単化したデザインのこと。いかにもブランド品持ってます感がダサいと揶揄されたり、それを逆手にとってカッコよく流行らせたりと、時代によって受け入れられ方もさまざま。要するにブランドの象徴であるモノグラムを活かすも殺すもデザイナーの腕次第ということかもしれません。

いま「GGマーモント」が大注目

前述したようなファンタジーなデザイン世界が注目を集める一方で、大人世代をメインターゲットにした、よりシンプルでエレガントなモデルもしっかり発表しています。

その中で新たに注目を浴びているのが「GGマーモント」です。実はこのモチーフは70年代に発表されたベルトのバックルから着想を得たというクラシックなもの。魅力はそのものズバリGG(ダブルジー)のデザイン。馴染みのあるデザインをメタル素材で立体的に仕上げ、かつての無機質な「インターロッキング」や女性ウケを狙ったかわいい「ラブリー」とはまた違う、シグネチャー風の味わい深いフォントスタイルで再現されています。このマークが大きくバッグに入ることで、若い世代のように派手に飾らなくても、まさに今のグッチ=最新のファッションを体現できるということなんです。

この結果として、固定ファンをはじめ、奇抜なデザインを好まない顧客の需要も取りこぼさなかったというのが、売上に大きく貢献した大きな理由なのかもしれませんね。

実はこの「GGマーモント」シリーズで日本限定のハンドバッグまで登場する勢いなので、今後も要注目ですよ。

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